川崎競輪S級ナイターは寂しい雰囲気の中で・・・

ふーっ。ようやく一週間が終わって解き放たれた。
今日は川崎競輪ナイターの開催日。ふらりと立ち寄ってみることにする。
まだ夜は涼しいから、外でのんびり観戦するにはちょうどいい頃合いのはず。

競輪学校受験経験もある自転車、競輪好きな友人のSY氏と川崎アゼリアで待ち合わせ。
プレミアムフライデー+給料日で、町は賑わう。川崎モアーズ近くから発車する護送車、いや、無料送迎バス。
昔は長い列ができていて、しびれを切らして歩いたこともあったし、バスが2~3台並ぶことも珍しくなかった。
しかし今夜はこれ。送迎バスなのに客がいない。発車間際ですよこれ。
結局、私、SY氏、前に座るおじさんの3名を乗せバスは出発。競輪の凋落ぶりを痛感する。
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昭和の高度経済成長時代は、労働者、労務者の町だったんです。川崎は。
地方から金の卵として迎え入れられた若者たちが京浜工業地帯で汗を流して。
そして、金の卵なんて名ばかりで、大企業でも実際は過酷で劣悪な環境がほとんどだった。
そういう人々の癒しは、お酒とギャンブル、映画、たばこくらいしかない。当時はスマホがある世の中でもなし。
彼らに支えられた川崎競輪も、その世代の高齢化、レジャーの多様化とともに衰退。
今や年金世代が中心ですからね。それどころかファン自体が死んでしまって純減しているから。
薄暮の川崎競輪場へ到着。ネオンが出迎えてくれる。入場料100円を払い、中へと進んでいく。
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左手のホーム正面に視線を送るが、人がとにかくいない。給料日+金曜+ナイターでこれかよw
どーすんだ川崎競輪。これ10年後あるのか?ちなみに昭和40年代の記念競輪では6万人以上が押し寄せ、
スタンドが超満員になり、コースの内側にロープを引いて観客を座らせたという伝説もあります。
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バンクを「シャー」って音をたてながら自転車が走るシーンがしびれます。
そして、残り1周半で打鐘。やっぱり、人間が他のエネルギーを使わずに闘う競争だから面白い。
馬は馬次第だし。競馬のよさだけは理解できない(競馬ファンの皆さんごめんなさい)。
ただ、競馬ファンに言わせると、競輪の適当な走りや心理戦は気に入らないらしい。
例えば「先輩と一緒に走るから勝たせたい」とか「今日は同期が走るから負けたくない」とか、
そういう気持ちを読むところまでが競輪だが、知らない人には八百長的にに見えるらしい。
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あと、競輪には「地元三割増し」という言葉もあります。地元で参加する選手は、
力量を増して検討しろ、という格言。そりゃ選手も地元なら家族や友人の応援もあるし、
みっともない走りもできない。主催者もファンも期待する。当然力が入るからね。
でも、「贔屓の引き倒し」や「気合の入れすぎ」で空砲になることもしばしば。それが面白さでもある。

とりあえず勝利を祈念して2コーナー裏手にある売店へ。
ここは入口から見えにくい、行きにくい場所にあるので、人影は一層少ない。
存続が心配になるほど。実際、閉店した店もあるようだし。
あまりにも寂しいので何か頼んでみよう。
レモンサワーを注文しようとして対応したおかみさんを見て驚く。
改修前の川崎競輪にもいた美人おかみじゃないか。

だま「あれ、前に4コーナー裏で売店やられてましたよね?」。
女将「あら、覚えていてくださいました?ちょっと感激だわ~」。

リップサービスが上手なおかみ。還暦手前くらいかな。笑顔が素敵です。
いや、このおかみさんえらい美人で、まさに「掃き溜めに鶴」なんだよな。
上品で整った顔立ちで、「なんで競輪場の売店に?」と思うほど。
一時期ちょくちょく競輪に通った時、ここの売店によく立ち寄っていたんだよね。
レモンサワー(半分だけ呑んだ)とイカフライ、おまけのつまみをいただきながら乾杯。
ああ、盛況だった川崎競輪が懐かしいな。涼しくて、今はいいひと時なんだけどなあ。
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最終レースは2階席で観覧。昔は指定席だったらしいが。今は自由に。だがご覧の有様。
空席が広がっていたが、近くに金髪のスレンダー美女が。海外選手が参加しているが、
この最終レースに出走するウェブスター選手の奥さんか彼女のよう。
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ワクワクドキドキの最終レース。
カクテル光線に照らされて走る姿はなかなかだよ。いつのまには空は真っ暗に。
しかし、金網に張り付くファンの数は最後まで増えなかった。
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1着でゴールインしたあと、拍手をする僕らに振り返ってニッコリ笑ってくれました。
ちなみにそのレース、3着に人気薄の8番車土屋(埼玉:101期)が。じゃーん、私買ってました。
ワイドで6,000円近い配当に。今日は無事に余裕の勝利に終わった。
というか、ワイドという賭式は配当も少ないが的中確率も高いので、ちまちま遊ぶには最適です。
今年実際、私収支プラスですし。といっても数百円ですけどね。
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帰りはSY氏が体が凝ってるとも聞くし、こちらも足を伸ばして湯舟につかりたいから、
近くの名銭湯「中島湯」へ。もちろん黒湯温泉もあります。金曜夜は混むはずだが、今日は空いている。
ふーっ、気持ちいい。この黒湯に入ったあとは、夜深く眠れるんですよねえ。
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by navona1971 | 2018-05-25 23:59 | 競輪(KEIRIN)観戦記 | Comments(0)