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先日、妙な出来事があり、すぐにはここに書けなかったけど、
時間も経ち落ち着いたと思うのでペンを取ります。
病院の帰り、午後の暖かな光が差し込むガラガラに空いた電車の中で、
カバンを横に置き、そのさらに先にスマホを置いてポケットをゴソゴソしていたところ、
向かいに座る女性から「忘れ物ですよ」と声をかけられた。

彼女が忘れ物と称したものは、 俺がカバンの横に置いていたiPhoneのことらしく、
それを意識して俺は置いたので、決して忘れたつもりではなかったのだが、
どうやら彼女には僕の仕草が忘れ物に見えたらしく、軽く礼をしてiPhoneを胸元に仕舞った。
すると、どちらへ行ってきたのか、どこへ行くのかとのやりとりが相手からあり、
病院である旨伝えると「あらまぁ、それでは奥様もご心配ですね」と。頭をかきつつ、
「残念ながら独身で」と返すと、さらに話しかけてくる。
そして、「これも何かの縁、お茶しましょう、必ずメールをください。
(ウフッ)必ずですよ」と名刺を渡された。
そこにはフリーでとある資格職をしている旨の記述があった。
相当のスキルが必要で国際的な仕事だこれは。 「元夫が外交官だったんです」とニコリ。

こちらはなんせ休職中だし、名刺の持ち合わせがなく恐縮しているうちに駅へ。
なんだこの展開、ネットワークビジネス?マルチ商法?新興宗教の勧誘?
年齢は俺と同世代か、ずば抜けて美人ではないが、身綺麗にはしている感じ。
さらに自分への自信が容易に見てとれた。
ただ、どことなく派手さが隠しきれず、うさんくささも漂ったのも事実で、
自分の脳内警報機がひたすらベルを鳴らす。
だいたい、入院も近いし、療養中でそもそもそういうことに興味が沸く状態ではない。

さらに、会っていきなり「(元)夫が外交官です」なんて言うか?聞いてもないのに。
それに、大変申し訳ないのだが、頂いた名刺の名前で検索をさせてもらったのだ。
あまりに情報がなさすぎるのでね。自己防衛としてやむを得ない措置です。
すると、ある事実が判明、それはここでは明かせないが、会うのを避けてしまうに値する内容だった。
別に宗教とか、犯罪とか、ネズミ講とか、そういうものでは全然ないけど。

一応メールでお礼をしたら「お茶を」の回答がきて、遠慮のニュアンスでレスした。
「こちらは凡人だし、会ってもつまらんから」という趣旨の内容で送信すると、
残念がる返事が来たけど、その書き方が「なんでそういう言い方するんですか、
それがどうしたって言うの?」みたいな感じで、若干恐怖を感じたんだよな。
いや、初対面だよだって、そんな昔っから知り合いみたいな言い方するか?

そのメールと、検索結果の内容と、自分の見たイメージがすべて想像通り悪い方にリンクして、
これ以上深みに進むとあとあと厄介になりそうな気がしてたまんない。
メールの返信したのもそもそも失敗。つい送ってしまった・・・。
というか、言葉を交わした時の直感で駄目だったんだ。 

あああああああああああああああ~、
いい出会いなわけねぇよなあ。本当にウマい話ってのはないんだね。なんだかもうガックリ。
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by navona1971 | 2016-12-23 10:07 | とりとめもない話 | Comments(0)

闘病中の伯父を見舞う

伯父がガンになったそうだ。腹部と腰の痛みで検査の結果判明した。
彼は俺の父の従兄弟で、母の妹と結婚しているので、我が家とは縁が深い。
ウチの両親が結婚した縁でこちらも結婚したので、まあ当たり前だが。
幼い頃は当時彼らが住んでいた久里浜へよく遊びに行ったし、こちらの近くに転居してきたあとは
相手の家の子供が小1、小5、俺が小6で同じ小学校に通った時期もあった。
まあ今からみれば楽しいひとときだったかな。
伯父は戦争時のゴタゴタで両親が早逝し、父親の妹に育てられた。
そういう過去もあってか、同じ血縁ながら比較的楽天家な我が家の父と違って、口数が少なく、
やや気難しい面があった。それでも俺が出向くと気遣って魚釣りに誘ったり、
みんなを囲んでドンジャラ(懐かしいね)をやったりしたものです。
ただ、所詮お客さんな俺と違い、家族はなかなか大変だったよう。
彼の息子はそんな偏屈な父親を今も避け、やや冷えた関係になって・・・。改善を促したが、
ようは「マトモな父親のもとにいたお前に何がわかるんだ」的な返事をされた。
いや、ウチの父だっていい面ばかりじゃないし、文句も山ほどある。
でも、許すことは大事だと思うんだけどね。俺は怒りが持続しないんだよねぇ、
そもそも、ぜいぜい半日ww。まあ、それもある意味自己防衛なのかもしれんけど。

で、隣町の大型病院へ。数年前に建て替えられ、一般病棟は一部屋6人だったのが4人となり、
広々としてキレイ。自分が入院した某医大は8人部屋だったからねえ。
新しい病院はいいな。でも一方で病院の定員は減らされる一方。
快適になる代わりに、昔のようにいつまでも病院にいられるわけではなく、
病状が安定すれば治癒を待つことなく退院させられるのもまた現実。
エレベーターの張り紙には「3カ月を目処に退院を目指す治療」、
「退院後の対応を早めにお考えください」などの文字が目立つ。
厚労省の指導なんだろうけども、高齢化社会の限界を痛感するね。
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伯父は最悪な事態は脱したようだが、これから抗がん治療に入るとのこと。
でも、正直言葉に力はない。そう長くないんじゃないかと思う。
老いるというのはただただ悲しいな。
一方で、初回お見舞い時よりは多少気力もあり、TVを見ているとのことだったので、
TVカードをまとめて渡す。じっと見ているとポイント減るのも早いしね。
ネットもやらない世代だから、部屋じゃテレビ見るくらいしすることないしな。
しかし、自分にもそう遠くなくそういう日々がやってくるのか。正直怖い。
ま、誰もが思うのだろうけど、あっさり死ねたらなと。
昔は「死にたくねぇなあ」なんて思うのかと描いてたが、いざ病気をすると、
病に反発する気力も薄れるな。昨年、今年と俺も病魔に襲われ、死線とまでは言わないが、
それなりに危ない部分を彷徨ったけど、正直、これで死ぬも仕方ない、
次に目を閉じて眠りについた時はもう起きることがなくてもいいか、と半ば思ったりね。
まあそういう人間に限って死にゃしねーんだけど。
みなさんも体を大事にしましょうね。
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by navona1971 | 2016-12-07 00:22 | とりとめもない話 | Comments(0)