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構造計算書偽造事件

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姉歯氏は都内の某構造事務所で修行後、独立、
木村建設(平成設計)に仕事をもらっていた関係で、
半ば脅される形で構造計算書の偽造を始めてしまったよう。
構造設計というのは建物の中では最も大切な部分にもかかわらず、
常に仕事は意匠(デザイン)設計事務所からの下請けが中心。
業界内での立場も非常に弱い。人の命を護るという意味では、
医者にも劣らない重い責任があるのに、薄給で激務なんだよね。

あと、仕事が切れることを恐れてたようだけど、
構造設計者って結構、横のつながりがあるもの。
大学の先輩後輩、修行していた事務所が同じ、建築士事務所協会の仲間、とか・・・。
情報交換したり、時には仕事を融通したり、慰めあったり?・・・。
多くが個人事務所だけに孤立しやすいし。
けれど、姉歯氏は性格なのか、そんな仲間もいなかったみたい。
わての周囲の構造設計者に姉歯氏のことを尋ねても知らない人ばかり。
群れることを好まない彼の性格も今回の出来事を誘発したのかも知れない。
証人喚問ではかなり気持ちを吐露してくれたような印象。
かといって許されることではないんだけれどね。
ただ、わても弱い人間だけに、彼の心理がわかる。

木村建設や経営総合研究所、平成設計、ヒューザー、
民間審査機関にも触れたいところだけれど、事態が流動的。
まだ何が起こるかわからない。自分の知らない世界もありそうだ。ところで、気になるのは、
「抜き屋」と言われる、異常な経済設計をする構造設計事務所の存在。今回の事件では、
その事務所の名前は一切報道されていないけど(仮に「A設計」としておく)・・・。
A設計は極めて巧妙かつグレーな手法で躯体ボリュームを減らす。
施主(デベロッパー)は施工コストが大幅下がり、
A設計はご指名で設計業務を請け負うことができる。表面的には一挙両得・・・となる。
これまで、真面目な構造設計事務所がA設計に仕事をさらわれたケースを沢山見てきた。
デベロッパーから「この程度のボリュームで」と提案され、
マトモな構造設計事務所が「それではちょっと厳しい」と伝えると
「じゃあいいよ、A設計に回す、お前には頼まない」となる。
東京で構造設計をやってる人なら誰もが知っている。
名前を挙げた途端に顔をしかめる人もいる。

A設計は年間三ケタを越す勢いで構造設計をこなす。だいたいがマンション。
デベロッパーは中堅~大手ばかり。入居者みんな信頼して購入するのだろうけれど、
設計段階でA設計を選んでいる時点で誠意ある会社とは言いがたい。
あまりに粗悪な設計で、一部の民間確認審査機関はここの申請を受け付けないし、
同じく一部のゼネコンはA設計が図面を引いたと聞くと施工を断るところもある。

しかも、このA設計、姉歯の元勤務先という噂が構造設計者を駆け巡っている。
わてのところにも複数のルートから聞こえてきた。真偽のほどは明らかではないけれど・・・。
今後はこの会社の設計にメスが入ることを期待したい。
でも、もしこちらに矛先が向いたら、パニックになるだろうな。
A設計で構造設計されたマンションなんて1000棟超えるだろうから。

そうそう、一般の人々が大きく誤解していることがある。
建築基準法では、建物が倒壊しないようにと、ルールが定められてはいるけれど、
建物に損傷が起きることは認めているんだよね。
損傷はするけれど、中にいる住民の命は最低限護る、という感じ。実際、先般発生した
福岡東方沖地震で亀裂の入ったマンションの住民が手抜きと騒いでいたけれど、
お門違いもいいところ。建物は壊れることで地震のエネルギーを吸収するのだから。
そんなに壊れるのが嫌ならば、きちんとお金を出して免震、制震マンションを買うこと。

で、ヒューザーの住民。
あんまり同情できないね。安物買いのなんとかっての。
100平米であの価格。安すぎだってのw
まぁ実際には金を買ってなかったペーパー商法の豊田商事から比べれば、
まだ安く、みかけ立派なマンションを建てたヒューザーはマシかも知れん。

しかし、何か起こればなんでもかんでも国の責任、自治体の責任かね。
そういう流れにすると誰が喜ぶか・・・。官僚だよ。

国民が行政の責任にすればするほど、行政は肥大化する。権限も多くなる。
官僚は国民の足腰を砕き「ほら、俺たちがいないとお前らは駄目だろ?」となる。
これまで、官僚は国民を手厚く保護していたと思われがちだが、
連中は国民を守るふりをして自分達の優雅な生活と既得権益を守っているんだよ。
政治家は立法能力を失い、官僚は好き勝手にルールを作り、天下り・・・。

全く・・・。
by navona1971 | 2005-12-15 22:52 | とりとめもない話 | Comments(0)
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仕事の合間にちょっとレンタサイクルを走らせる。
最近の山谷がどうなってるか気になったから。
浅草橋からかっぱ橋道具街へ。相変わらず盛況のよう。
都内を長らく営業してきて、だいぶ地理には詳しくなってきたが、
ここ、浅草から千束周辺と、中央区の新川、茅場町あたりはどうもわかりにくい。
まっすぐ道なりに走っているつもりでも、微妙に曲がっているからか。
今回もとりあえず北へ走ると三ノ輪橋の交差点に出る。
ほら、やっぱりズレてる。先に泪橋が見える。

明治通りへ。そして泪橋前のセブンイレブンで休憩。
以前よりホームレスや日雇い労働者の姿はかなり少なくなった。
まぁ昼間は空き缶集めや仕事に精を出しているからでもあるが。実態は?
生活保護などでアパートを用意してくれるケースも増えたようだし、
山谷にとどまらず、首都圏ではホームレスが拡散している様子も伺える。
裏手に回り某暴力団事務所の前を通る。
ちょうど山口組の傘下に入ることが決まったんだっけ。
これで彼らの東京進出がより一層、強まるのだろう。
浅草あたりでシノぐ他組織とのトラブルなども起こるかも知れない。

白鬚橋へ。鉄骨が美しいトラスを描く。構造とデザインが調和していて絵になる。
ここからは川沿いへ。風がやや強いが心地いい。
言問通りに再び出て、ひさご通りとの交差点へ向かう。
ここの角に以前「コロちゃんコロッケ」のお店があった。
その後、ヤフオクでこの店が居抜きで売りに出されてた。20万くらいだっけな。
覗いてみると、若い男性がコロッケを揚げている。
が、コロちゃんの名前はない。コロッケを二つ買ってみる。なかなか好青年。
そう、最近、コロちゃんコロッケのFCとしてオープンした店が、
「コロちゃん」の冠を外して営業してるケースを見る。味は一緒なんだよな。
FCから出ても仕入れはできるんだろうか。
あのFCにはいろいろ問題もあるようだが(撤退率の高さなど)、味はまずまず。
無職の頃、雑色店で買ったコロッケを食べながら、
大森のハロワに通ったことを思い出す。苦難の味・゚・(ノд`)・゚・
忘れちゃいかんな・・・。
by navona1971 | 2005-09-19 00:00 | とりとめもない話 | Comments(0)