伊豆へ友人と日帰りドライブ 「謎の別荘地」の話

旧友のSM氏は会計事務所に勤務しているんだけども、顧問先の社長さんから、
「下田にある昔買った別荘地を処分したい。誰でもいいからあげたい」と打診してきたそう。
会計事務所内で前向きな人がいればその人に譲り渡す、ということになったらしい。
だが、購入したのは社長の先代らしく、社長自身も登記簿と簡単な地図があるだけで、
「現地に行ったことはない」らしい。で、土曜日、「じゃあ行ってみるか」ということになる。
ひとりじゃナンなので、わしが誘われる。野球も終わりヒマなので付き合うことに。
ちなみに場所は下田。道もないし渋滞するから早めに出発する。自宅前集合は午前5時。眠い。
わしの友人では数少ない?既婚、子持ちのSM氏から愚痴を聞きつつ車は南下。
まあそれでも今年で結婚10年目。「さすがだよ、立派なもんだよ」と励ます。実際そうだし。
そういや、彼の結婚式はわしが友人代表でスピーチしたんだよなぁ。
彼の親父さんに握手されながら満面の笑みで「ありがとう」って頭下げられたことを思い出す。
はええええなあ。あれから10年かよ、彼はともかく、わし、何も変わってない(もしや劣化すらしてる?)。
環状2号→横浜新道→国道1号→西湘バイパス→箱根新道と走る。早朝だけあって車も少ない。
そして90分ほどで箱根を過ぎ伊豆スカイラインへ進む。休憩所で車を停めて外を眺める。
気温12度。さみーw。残念ながら富士山は見えない。しかし道は山の尾根を走るので眺望はすばらすぃ。
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3時間近く走りようやく伊豆箱根鉄道駿豆線の終点、修善寺駅前へ。東京からの特急「踊り子」の終点。
歩いている人の雰囲気が田舎そのもので、なんか思った以上に遠くへ来た感じでいいな。
温泉街はここから数Km離れたところにあるため、駅前は静かでやや寂れ気味。駅をのぞくと三島行電車が。
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ここからは国道414号をひたすら下る。途中に浄蓮の滝が。「観ていく?」とSM氏に言われるが、
滝の流れる音だけきこえ、かなり階段を下らなければならないと知り断念(情けねぇw)。
そのかわり、と言ってはナンだけど、旧天城トンネルへ立ち寄る。まだ朝の8時台だから、観光客も皆無。
周囲の木々はやや色づき始め、路面を落ち葉が埋める。風情のある光景だな。外の空気もひんやりしている。
文学作品によく採用されるのも納得。そして、明治時代にこんな立派なトンネルを掘ってしまう当時の技術力に感服。
そろりそろりとトンネルを抜けると下田まではあとわずか。七滝ループを過ぎて下田へ。ここまでで約4時間。
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で、下田の中心街から数km離れた現地へ向かう。10分ほどで無事にその別荘地の入口を発見。しかし・・・。
管理事務所は荒れ放題で人が頻繁に出入りしている様子は伺えない。誰が管理しているかの看板もない。
入口横は住宅地図が掲げてあるけれども、こちらが持ってきた地図がこのどこの部分に当てはまるのかもわからない。
とりあえず登ってみる。急峻で簡素なコンクリート舗装の道を進む。これ、歩きじゃ絶対無理だわ。車でも危ないw。
15分ほど探し回る。どうやら分譲地は「×次分譲」というように、一定区画ごとに販売されたようで、今回の区画は、
かなり後期の販売だ。入口からはずいぶんと離れたところらしい・・。お、地図とようやく現地の地形で重なる場所が!
っていうか、ここかよ・・・。思わずSM氏と顔を見合わせる。別荘地っていうより単なる荒地じゃねーか。
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背丈まで伸びている草木を払いのけつつ奥へ進む。なんか探検隊の気分。むせるような緑の薫りを感じる。
でも、こういうのって久しぶりに味わった。子供の頃はよく山の中で遊んだもんな。そんな記憶を蘇らせる。
どうやらさっきの写真の場所が道路で(どこがやねん)、ここが現地(ちょwww)。一応、草木の背は低いね。
だけどさあ、少し刈るなりしとけよ、管理事務所はよー。管理してねぇじゃねぇか。しかも海なんて見えないし。
この土地で当時(S47)300万近くで買ってるんだよ・・・まるで原野商法じゃねーかw。まるで、というか、そのものw。
さらにここに何か建てる場合は別途、手数料を管理側に分担金を200万円払うらしい。そんな価値ねぇだろ・・・。
まあ買ったのは35年前だから、その頃はそれなりにきちんと整備されていたんだろうな。さすがに。
でも、現在まで一切立ち入らずに放置してきたんだもんな、そりゃ草木も伸びるのも無理はないか・・・。
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現地調査はこれで終わりではない。実は購入した区画は二つ。もうひとつの区画を探すことに。これも難航。
この別荘地は200区画近くあるが、実際に建物が建っているのが半分、さらに住んでいるのが3分の1くらいか。
で、迷いに迷い、二つ目の区画に到着。つーか区画じゃねーだろこれwwww。
ここは画像にはありませんが、家々に囲まれています。わしらの様子を二軒隣からばあちゃんがのぞいている。
そりゃ驚くよな、いきなりわけわからん人が来たら。なので、「こんにちは、土地を見に来ました」と明るく声をかける。
返事は「なに?あたしゃ耳が遠くてね」。ちょw、志村のばあさんかよw。大声で話すうちにわかってくれたよう。
「寂しいところだからさ、引っ越してきておくれよ」と。「回りの家のみんなは年に1回くらいしか来ないよ」とも。
そりゃそうだろうなぁ。ここじゃ悪いけど来たいとは思わん。つーか道が急すぎて夜なんて危険過ぎる。
しかも別荘地内は迷路みたいだし、灯りもない。車、バイク以外で別荘地から出るのは無理だ。
そんなこんなで無事に現地調査終了。SM氏は会社への報告もあるのでデジカメで何枚も撮影。
それなりによかったら「俺が買うつもりだった」というSM氏も「ちょっと無理w」。これは買い手がつかないわ。
社長さんは「固定資産税が無駄だからさー」と。そうなんだよね。土地なんてのは売れないとまるで負債だ。
ネットで調べてみると、何件か売買案件がある。土地は平均1万/坪。
ただ、別荘地の入口からキレイな海岸までは200mほどで、別荘地の奥まったところでなければ、悪くはない。

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さあ、午後の渋滞が始まる前に帰ろう。再び車に乗り、横浜へ向かう。
天気もだいぶ回復して、空が明るくなってきた。国道135号、白浜海岸あたりで車を停める。いい景色だなあ。
この頃は朝、東京を出てきたマイカーやバイクで下り車線は車が途切れない。にぎやかだね。
そして、修善寺駅前の定職屋でお昼。ラーメン定食。これがまたマズいw。泣けるほどまずい。無理矢理食う。
まあこういうマズさも旅の風情。隣のじいさんは延々とおかみさんと世間話。声でけえ。なんか人の家でメシ食ってるみたいw。
早々に車へ戻り、日本競輪学校のある修善寺サイクルスポーツセンターへ立ち寄る。遠足で来たな、ココ。
400バンクを走ろうかと思ったんだが、今日は都合によりバンクは閉鎖・・・。この間試験あったばかりだしな。
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帰りと同じ、伊豆スカイラインを疾走。お、朝と違って今度は富士山がちゃんと見える。休憩所で車を停め撮影。
「頭を雲の上に出し、四方の山を見下ろして~♪」という歌詞の通り。しかしキレイでびっくり。末広がりが美しいね。
伊豆を発つ時間が早かったこともあり、渋滞に全く巻き込まれずに走行。夕方前に無事、横浜へ到着。
それでも出発が朝5時だったし、ちょっとした休憩以外車に乗りっぱなし。
こんな長時間はないなー。SM氏安全運転サンクス。
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Commented by とくながたかのり at 2007-11-25 21:41 x
富士山いいですね。
私は昨日、大山見ました。
なかなかでした。
Commented by navona1971 at 2007-11-27 21:18
大山って「だいせん」ですか。
それもまた、名峰ではないですか。
東京からだと行きたくてもなかなか行けないので、羨ましいです。
by navona1971 | 2007-11-04 18:44 | ぶらり旅行記 | Comments(2)