山形・福島を訪れました(2日目)

22:50に八重洲口を出たバスは首都高へ。消灯され、カーテンが窓と前方、双方とも閉じられたため、外が見えない。
なので、どこを走っているかが全く伺えないので、携帯のEzナビを立ち上げる。ふんふん。

途中休憩は3回。いずれも外へ出ることが可能と聞いている。車内のトイレは狭いしね。
ほどなく東北自動車道に入り、23:48に羽生SAへ到着。最初の休憩。
すぐに発車。ひたすら東北道を北上する。左隣のおっさんはイビキをかきながらすでに熟睡。
右隣のおにゃにょこも軽い寝息を立てながらこちらも熟睡。みんなすぐよく眠れるなぁ。

わては仕事が夜まで続いたし、それが相手と結構話し込んだりしたため、頭が冴えてしまって・・・。
目がランランとして眠れない。それでも30分くらい眠っただろうか。
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気づくとバスがゆるやかに速度を落としている。ナビで確かめると安積SA。2:02分に到着。もう福島か。
乗客は数人降りただけ。お腹が空いたので、電子レンジ付の自販機でフライドポテトを購入。
休憩がてら、さきほど、席を移して頂いたお礼をバスの前に佇むドライバー氏へ・・・。
それがきっかけで少し雑談。穏やかそうで、実直そうな方。安心して運転を任せられるわ。
彼が今度は休憩し、相棒氏がハンドルを握るらしい。でも「眠くなったらいつでも交替するから声をかけて」と
励ましてからバス下部の休憩室へ向かう姿に優しさを感じたなぁ、立派。

10分ほどの休憩でバスは本線へ。その後も音楽を聴きながら起きていたけども、途中ウツラウツラ・・・。
やや揺れが激しくなったのと、勾配、そしてトンネルの騒音で目が覚める。山形道のよう。
少し走り、3:52に山形蔵王PAへ到着。外は寒いけど、耳がちぎれるほどではない。
実際、上着も着ずに降りたが、どうってことはない。路面に雪もない。暖冬なんだねぇ。
高速を降り、市内を少し走り、山交バスターミナルへ。3分の1ほどが降車。
さらに寒河江で3分の1、とだんだん少なくなってきた。
途中、前のカーテンが少し開いたおかげで前方視界が開ける。路面に雪は全くない。
とても早朝とは思えないしっかりとした目つきと、ピンと伸びた姿勢でハンドルを握るドライバー氏。さすがだ。

新庄駅へ近づく。残った乗客は支度を始める。
「雪ねぇなぁーにいちゃん」。となりのおっさんがわてに話しかけてくる。わて「そうですねぇ。暖冬ですねぇ」。
「俺なんか田んぼやってるから、これじゃ夏が心配だよ」。なるほど。暖かいとよいことばかりじゃないのね。
6:15分、ほぼ定刻に新庄駅着。ドライバー氏にお礼を言い降車。久しぶりだが、暖かいのにびっくりする。
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朝に新庄へ放り出されてしまった。まだお店も開いてない。
しかし、通学の高校生などがだんだんと駅に集まってくる。
だけど、バスとか自転車じゃなくて、みーんな車。続々と。親や家族の送迎ね・・・。

売店が営業を開始したので新聞を・・・。旅行した際は地元の地方紙を読むのが楽しみ。
山形新聞を購入・・・。そして、隣のそば屋にも灯りがついたので、さっそく入店。ざるそばを注文。
こしの強い、おいしい太めの麺でしたわ・・・。なかなかおいしかった。
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喫茶店でもやってないかなーと思いつつ商店街を歩くが、甘かったw。
歩いている人すらナシ。完全に不審者w。
しかし、雪がないでしょう?新庄でさえこれだからね。革靴でも全く平気。
明るくなってきたので、EMIのお墓のあるお寺へ向かうことにする。
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一昨年の5月(2005年5月のブログを参照ください)以来のお墓参り。
雪が少ないとはいえ、お墓の周りはそれなりに積もっていた。お寺からスコップを借り、除雪作業開始。
実は雪かきをするのは生まれて始めて。まさかそれがお墓とはw。しかもEMIが眠ってるとは・・・。
だけど雪ってこんなに重いとは思わなかった。作業しているうちにコートを脱ぎ、スーツも脱いだ。
隣のお墓にかけてしまうわけにもいかないので、置き場所も考えないと・・・。お墓の前も除雪除雪・・・。
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無事に除雪完了。ふーっ。睡眠不足の体には響いたわ。でもEMIも喜んでいることでしょう。
最後に手を合わせる。暖かくなったらまた来ますよ、忘れませんから。
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白鷹には夜行く予定にしているので、ゆっくり移動。
天童に大きな露天風呂を持つ日帰り温泉があると聞いたので、行ってみることに。
普通電車は面倒なので、短距離利用だがつばさに乗ることとする。
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すぐに天童到着。この町に降り立つのは初めて。いつも通り過ぎてばかり。
で、その日帰り温泉「ゆぴあ」にはバスが出ているらしいのだが、調べると二時間後まで来ないw。
Ezナビで調べると4.9Kmと表示された。よし、せっかく来たんだから歩いて行ってみる。
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ナビの通りとにかく歩く・・・。ひたすら。周囲は田んぼが広がっている。
しかし、田んぼのど真ん中を歩いているので進んでいる感じが全くしない。後ろを振り返ってみる。
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前を見てみる。Ezナビではひたすら直進しろと指示。しかしこれだけ直進だと気持ちが萎えるw。
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で、ひたすら歩くも、途中でナビの指示にある橋にはこの看板w。 Σ(゚д゚lll)ガーンマジかよ。
Uターンして別の道を進む・・・。もう余計に1km以上歩いている・・・。
しかもぜんぜん人とすれ違わない。誰も住んでないとか?w
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ひたすら歩いて1時間以上、やっと遠くに「ゆぴあ」が見えてくる。思わず「見えたよ」とでかい声で独り言。
画面中央のちょっとした建物が「ゆぴあ」w。まだまだあるよねぇ。
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じゃーん。やっと到着。立派な施設である。これで入場料350円。
湯船はめちゃくちゃ広かった。特に露天風呂はプールのようだった。
間違いなく、わてがこれまで入った露天風呂の中で一番大きい。温泉はちょっとしょっぱい。
わざわざ90分近くかけて歩いてきたかいがあった。温かさが体じゅうに沁みてくる。
湯船でまたーりしてると、じいさまから話しかけられる。ちょこっと世間話。
しかし、バスにしてもここにしても、東北に来るとよく話しかけられるんだよなぁw。
でも、そんな東北がわては好き。やっぱり自分に合うなぁ・・・。
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さすが将棋の町。休憩ホールにはでっかい将棋セットの一式が置いてありました。
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さすがに帰りは歩いていくわけには・・・。ちょうど天童市営バスが来るので乗車。
20分ほどで天童駅に到着・・・。はええええ。
でも、ここでもショックなことが。山形方面の普通電車が90分後。
その間に山形新幹線つばさが2本もある。天童から山形まではわずか10分。
90分も普通電車を待つのも面倒。仕方ないので特急料金を払い、ひと駅だけつばさに乗ることにする。
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あっという間に山形へ。あぁ、山形駅に降り立つのは8年ぶりくらいか。
昔、長町に住んでいた子と付き合っていて、よくこの駅に送迎してくれたもんですよ。ええ。
最後に会った時、「悪いけど見送りに行けない」と言われ、一人で帰京した。
嫌な予感がしたから、乗った「つばさ」が東京に着く前にチェックしたら別れのメールが届いたw。

まだi-MODEがない頃で、携帯にPDA(カシオペア)挿して受けたんだよな。
別れが悔しくて悔しくて朝まで眠れない日々。あの頃はその辛さからいつ解放されるのかと思ったが・・・。
今やそんな情熱はねぇーなー、今は。あの頃若かったあの子も三十路か。
わても老けるわけだ。風の噂では上京したと聞いたけれど。どうなったんだろう。

駅を出て左手にある駐車場に車を停めてたな。まだあるじゃん、この駐車場・・・。
マヨタコとロカーレが大好きな子だった。
別れた直後はは自分ばかりが悲しい、辛いと思い込んでましたわ。
フられるよりフる方が実は辛いんだ、ってことを知ったのはもっと後のことでした・・・。
あまり幸せな子じゃなかったから、今は笑顔で暮らしているとよいのだけれど。

そんなことをぼんやり思いながら山交バスターミナルへ。長井行のバスを待つ。
ターミナルと駅前で15人ほど乗客を拾い、348号経由で長井に向かう。
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冬場は難所のはずの348号も、暖冬のおかげで路面に雪はない。バスも快調に進む。
学校の前から小学生が乗ってくる。不便な集落に住む彼らにとっては大切な足なんだね、バスは。
もっとはしゃぐのかと思ったら案外おとなしい。女の子はかわいい顔立ちで将来が楽しみ。
彼らも全て降りてしまい、白鷹トンネルに向かう。標識に表示された気温は3度。ここにしては高い。
昔EMIからよく電話が来た時は「マイナスだったよー」なんてよく聞いたし・・・。

あの年も暖冬だったら事故も起きなかったのにな。
そして、白鷹トンネルへ入る。出口近くの右手には、大きな凹みがまだそのまま残っていた。
トンネルを抜け、里に下りてくる。雪が少ないね。本当に少ない。
山形から1時間弱で長井市役所前に到着。歩いて数分の「ビジネスホテル長井屋」に入る。
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ホテルで一休み。30分ほど居眠りする。さすがに昨夜はあまり眠れなかったし、
天童でかなり歩いたことも響いているよう・・・。
お風呂に入りリフレッシュしてから、ホテルに届けておいたご仏前等を抱え、EMIの家に向かう。
歩いてフラワー長井線の長井駅へ。実は長井線に乗るのは初めてだったりする。
19時を回った駅の待合室には誰もいない。でも、こういう雰囲気は好き。
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改札の上部には長井線もロケに使われたスウィングガールズのポスターが。
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駅のホームへ。いやぁ、なんか寂しいな。でもそれがいい。わて一人しかいない。
そこへディーゼルカーが2両で到着。高校生で満員。賑やかだけど少しホッとする。
いやいや、こうやって愛用されているんだからいいよね。あんまり空いているのは困るよ。

10分弱ほどで蚕桑へ。降りたのはやはり高校生ばかり。みんな迎えにきた車に乗って消えてしまう。
わてはここからEMIの家までの3kmを歩くことにする。タクシーなんてないし。地図を片手にひたすら歩く。
ここらへんは長井線が走るところからEMIの家の方へなだらかな勾配になっているんだけど、
こういう地形はあまり見たことがない。というか、ほとんど見たことがない。ゆるーやかな上り坂。
今日は夜だから見えないが、いつもは雄大な光景が広がっているんだよ。

寂しい道をとにかく歩く。聞こえるのはたまに走る車の音と、側溝を勢いよく流れる水の音だけ。
電灯は少なく、暗いが、何か気持ちがいい。EMIも何度となく通った道なんだろうな。
学校行く時とか。駅までは自転車で来ていたと言ってたから。

40分ほど歩く。しかしやや迷い、かなり不安になる。雪が少ないとは言え、目標がわかりにくく・・・。
でもなんとかたどり着く。ご家族の方に久しぶりにお会いする。突然来た無礼を詫びて。
ありがたいことに快く迎えて下さる。さっそくご仏前を捧げ、焼香させていただく。しばし雑談。

いろいろ話した・・・。帰りはタクシーを呼ぶとわてが言ったんだけど、お父様が宿まで送って下さることに。
もともと無口な方だったけれど、ハンドルを握りながら、そこでもちょこちょこと話をして下さった。
自己満足で線香をあげににきたことを心から改めて詫びて車から降りる。
確かにわてが行く必要はないかも知れないけど、わてが忘れたらやっぱりEMIも悲しいだろうし。
女の子と付き合う楽しみとか、幸せを教えてくれたのは彼女だし、その後も交友を続けてきたし。
同い年の気楽さもあったし・・・。はぁーなんで死んじゃったんだろ。
そう思うとまたふつふつと怒りが沸いてくるが、仕方ないことだものな。過ぎたことは。

部屋に戻ると同時に疲れがどっと出てきてあっという間に眠ってしまう。
Commented by eva01_misato at 2007-02-14 14:02
スイングガール、見たずぅ~ 山形弁だったずぅ~(笑)

お墓参りで、山形に行かれたのかな。。。?
今年は、暖冬のようですね。。。

田舎は、電車の本数が少なくて・・困るよね。。。
一駅に、特急券を買うのは・・勿体無いよね。。。
私は、東京に出てきたとき・・・
私鉄って・・親切だな・・と思いましたよ。。。
特急券、急行券が・・イラナイんだもんね。。。(笑)
Commented by navona1971 at 2007-02-17 21:06
あ、見たんですか?娘さんが興味持たれそうな内容でしょね。
山形弁・・秋田と似てますよね。福島はやや栃木・茨城に近い訛で。
昔付き合ってた彼女が2年前交通事故で他界したんです。
亡くなった時は新婚半年・・・。ミサトさんも気をつけて。
奥羽本線も本数少ないですよねぇー。
秋田内陸縦貫線が存亡の危機だそうです・・・。
学生の頃、まだ阿仁合線の頃に乗りました。いい雰囲気の風景でしたが。
by navona1971 | 2007-02-09 18:35 | ぶらり旅行記 | Comments(2)