母が救急搬送される

いやいやどうも。
月曜日、会社帰りに最寄駅を降りてバス停に向かうと、
救急車がサイレンを慣らしながら走り去っていった。
なんか嫌な予感がしたんだよね。いやホントに。結果論じゃなくて。

そして、自宅近くまで帰ってくると、マンションの前に救急車が停まっていた。
さきほどの車ではなかったようだけども。
車体横のスライドドアの窓からちらりと中に視線を送ると、
横のロングシートには父が座り、苦しそうにしている母がベッドに横たわっていた。

この時、不思議と意外な感じはせず「あぁ、やっぱりそうか」と思った。
窓をノックし、家族であることを救急隊員に伝え中に入れて頂く。
ひとまず頭を下げ、隊員さんと父から話を聞くと、
夕方のウォーキングのあと、シャワーを浴び、その後手のしびれと息苦しさを感じ、
救急車が呼ばれたらしい。血圧は190-109。普段は低血圧気味だし、高値だ。

ただ、停車して受け入れ先を打診しているうちに、容態は多少落ち着き、
母も冷静さを取り戻したよう。オレからは改めて腎移植をしていることと、
先般の血液検査の結果から、喫緊に対応すべき問題はなかったことは伝えた。
移植手術をした病院への搬送は距離があるので諦め、
受け入れを表明した200床ある区内の総合病院へと向かう。

15分ほどで病院へ到着。ER1号室に運ばれていく。
その後、部屋から出て自ら立ち上がりトイレに向かうなど、回復が伺えた。
しかし、テレビドラマじゃないが、静かな待合室でじっとしているのも長く感じるもの。
待っている間にも、次々と急患が運ばれてくる。盲腸やら脳梗塞やら。
さほど大きい病院ではないが、それでも年間7,000人を受け入れているそう。
スタッフや救急隊の皆さんの心労は計り知れない。
運ばれきた方すべてに丁寧な対応をしているのが聞こえてくる声でわかる。

二時間半ほどして救急担当の医師から呼ばれ、中へ入っていく。
先生によれば、レントゲンと心電図では問題はないとのこと。
わざわざ見せてくださったが、これ以上ないくらい?きれいな心電図の出力だったw
あと、採血結果では、やはり一つ摘出しているだけに腎機能が気になった。
すると、クレアチニンとBUN(尿素窒素)が上昇、さらに血糖値も上昇。
「これらを見るとどうも脱水ですね」。確かに。みんな脱水になると上がる数値。

そうだろうと思ったが、オレは所詮素人。プロの判断は心強い。
点滴を受けて、水分も取り、だいぶ落ち着いたようなので帰宅してよい、と。
まあよかった。ここのところ母は外出も続いていたし、疲れもあったろう。
特にこの夏は蒸し暑い日が多く、想像以上に体内から水分は失われる。
本人は気をつけて摂取していたつもりらしいが。
適正摂取水分量は体重1kgあたり25cc程度と言われている。
それを守ったとしても、この夏は厳しかったかも知れない。
まあ、あとは年齢とともに老化もしていくし。本人は若いつもりで、
実際、同世代の人よりは確かにかなり若い印象はあるが、甘く見てはいけないし。
代謝機能などは確実に衰えていくわけだからね。

必要に応じて、近々、移植手術をした病院に同行させようかと思ったが、
今のところそこまでではなさそう。ただ、採血結果の紙は頂けたので、
次回の自分の診察時に持参し、きちんと報告するつもり。
腎移植者(レシピエント)にとって、本人ももちろんだが、
ドナーの健康はなにがなんでも守らなければならないものだから。
もらった人間が元気であげた人間が倒れるなんて論外。
今回も大事に至らなかったとはいえ、「腎臓が両方あったら」と思ってしまう。
直接的な原因ではないかも知れないが、やはりそこは気になる。
移植は軽々しいものではないから。
そういう意味では、改めて移植と一層真摯に向き合う必要性を感じた。
自分も再復帰してそろそろ二ヶ月。気を引き締めないといけない。
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ところで、少し前にも書いたが、自分は血圧の上昇が見られる。
食生活は変わらず減塩を心がけているし、体重の増加もない。
先日の診察では、免疫抑制剤の血中濃度の影響かもしれない、と先生。
今、自分の体の中で動いている腎臓は移植されたもので、
もともとは自分の遺伝子とは関係ない(血縁はあるけども、親子だから)ので、
自分の免疫力でその腎臓を攻撃してしまうことがある(いわゆる拒絶反応)。
それを防ぐため、免疫力を抑える薬、つまり免疫抑制剤を服用している。
特に移植後しばらくは急性拒絶反応を抑えるため、服用量も多い。
(なので先般、サイトメガロウイルスに感染し入院した)。
少しつづ服用量は減らされてきたが、体調などの影響により、
減らした量と血中濃度が必ずしも比例するわけではない。
実際、先般は薬を減らした割には採血結果では濃度がやや高めだった。
免疫抑制剤は副作用もあり、今、自分の毛が多めに抜けているのもそれが理由らしい。
グラセプターという薬の中にあるタクロリムスという成分なのだけども。
まあ、髪なんて腎臓が守られればどうでもいい。強がりじゃないです。
いずれ服用量もさらに減っていくので、抜け毛も落ち着くかもしれないけどね。

それより血圧がね。気をつけないといけない。
高血圧は腎臓の毛細血管に負担をかけるので。もともとそれで腎不全になったし。
ただ、一方で移植後は腎機能の活性化のために、少し血圧が高めに推移するのは、
過度に神経質ならなくてもいい、と先生。このへんは難しいものだね。
しかし、これから弱ーい降圧剤を1日1錠のみ服用することになった。

母の話ではないが、蒸し暑さや外回りを少しつづ再開したこともあり、
疲れなども影響するので、自分の体の調子をしっかり把握しながら過ごすつもり。
ここのところ仕事やらなにやらでバタバタしてたので、
次の3連休は少し落ち着いて休養を多めにしよう。
親も老いていく中、自分がダメになるわけには絶対にいかないから。
※救急車の画像はフリー素材「いらすとや」より。

by navona1971 | 2017-09-13 21:21 | 腎移植(その後の出来事) | Comments(0)