腎臓移植手術からちょうど半年が経過しました。

2017年01月26日(木)の手術日から、早いもので180日。
サイトメガロウイルスへの感染により、途中6月に17日間の入院がありましたが、
同ウイルスはドナーである母に抗体があったため、事前に主治医から言われていた通り、
移植後は当方でウイルスが再活性化するのは時間の問題でした。
それらを踏まえれば、ここまで概ね順調に来ていると思います。

■現在
【01】体重
移植手術日より約13kg減となりました。
手術直後はむくみがとれたことによるもの、その後は食生活の改善によるものです。
よく移植をすると、体が元気になるのと、免疫抑制剤のひとつであるステロイドの副作用で
食欲が出て、体重が増えるケースが多いと入院時から主治医に忠告を受けており、
特にひどい肥満だった自分はかなり恐れていたものの、幸いにも当てはまらなかった。
もともとが食べ過ぎと塩分の取り過ぎによる高血圧性の腎硬化症でしたから、
もう懲りました。お腹いっぱい食べたいとは思いませんし、昔のような食欲もありません。
ただ、BMI上ではまだ肥満度Ⅰであることには変わりなく、今後も節制を続けます。
主治医は「減量は年間5kgくらいのペース」と。とにかく無理はしない。
透析+入院生活でだいぶ筋肉も落ちてしまい、体力も低下しているので。バランスを見て。

【02】血圧
移植後しばらくは低いレベルで安定していましたが、最近はやや高め。
主治医は移植後当面は腎臓内の血流を安定させるため、
少し高い程度は即座に問題になるものでもない、と判断していると聞く。
移植後はここまで全く食生活を変えず、減塩を続けていることを踏まえると、
個人的には免疫抑制剤の副作用ではないかと。ただ、体を比較的動かした日などは、
その後安静にしていても血圧が高めだったりする。疲労か、自律神経の問題か。
心電図では特に問題がなかったしねえ。このあたりは病み上がりでもありまだ特定は・・・。
続くようであれば降圧剤の処方なども、とは耳にしています。避けたいですね。

【03】頭髪
昨年から移植前までは少し抜けていた感じがあります。単なる加齢もあるし、
降圧剤ほか多くの薬を服用していた影響ものあるでしょうか。
その後移植後しばらくはそれらも止まっていた感じがありますが、
最近再び抜けている印象です。これも免疫抑制剤の影響のようです。
腎移植患者などにはよく見られる現象だとか。
今後、免疫抑制剤の服用量がもっと減れば止まるかも知れません。
採血結果では減らした割には免疫抑制剤の血中濃度が下がっていないらしい。
ま、その辺は手探りでゆっくり様子を見ていくしかないですね。
いずれにせよ髪より腎臓の方が大事ですから。

【04】その他
皮膚が薄くなることには驚きました。退院後二ヶ月で手を3度も切りました。軽くですが。
普段、手を切るなんて年に一度あるかないかのことだけに。
ステロイドという薬は効果も抜群ですが、それだけにマイナスの部分も。
今は服用量が移植直後の半分になっているので、それらも収まりましたが。
顔も術後より体重が落ちているにもかかわらず細くならず、
これも副作用の満月様顔貌(ムーンフェイス)なのかも知れません。
もともと服用前からまんまるだろ、って声も聞こえてきそうだけど。
あとは肌の乾燥(これもステロイド)、足の軽いしびれ(免疫抑制剤)などが
ありますが、ひどいものはありません。冬場はニベアを使っており、
今の時期はいいかなと思っていたのですが、夏場でも乾燥しているようなので、
少し前から使い始めたところです。また、懸念される問題としては、
まだいくつかあるのですが、それらの兆候はないため、
適度に気を配り、先生の指導を受けながら、過ごしていきたいと思います。

【05】食生活
概ね一日2,000~2,400カロリーで推移しています。
ただ、最近は体重の減少に伴い基礎代謝も減ってきているので、
もう少しカロリーを抑えなければなりません。ただ、体力もない状態なので、
減量と体力増進の同時進行は難しいところですね。
あと気ををつけているのは塩分です。測定こそしていませんが、
イメージ1日6g以下を厳守しています。外食は基本的にしない(月1~2回程度9.
自宅でも調味料は減塩、もしくは無塩を使うこと。食事は薄味。
味噌汁などは具だけを食べる、などを続けています。
また、長らくの透析生活で、カリウムの摂取制限がありましたが、
それが解けたものの、先般のサイトメガロウイルス感染での入院では、
カリウム値がかなり低い状態でした。カリウム値が低いと、
頻脈や不整脈などの症状がある低カリウム血症の懸念があります。
現在は牛乳やバナナなどを摂取し、相応の値を維持するよう心がけています。

【06】記録
現在は体温、体重、血圧と脈拍(平日は朝晩、在宅なら昼も含め3回)、
摂取カロリー、飲水量、トイレの回数、体調などを日々管理し、
Excelでまとめています。これだけあっても1日数分あればできることですから面倒でなく。
また、続けることで、概ねの傾向や、わずかな体調の変化などもつかみやすくなります。
やはり、何かおかしい時は必ずこうしたデータにも反映されてきますから。

【07】仕事
片道80分の通勤を週休2日でフルタイムにて勤務しています。
今のところは体調に配慮してもらい内勤が圧倒的ですが、
回復を見て外出を増やしていく方針と聞いています。
会社には最大限の配慮をしてもらい、大変助かっています。
以前は夜間トイレに起きることも多く、深く眠れず、午後仕事中に
睡魔に襲われることもありましたが、今は朝まで一度も起きず、お陰でよく眠れ、
暖かな午後でも?なんとかやれています。先日、とある先生が学会で、
夜間頻尿と塩分摂取の関係を論文にされていましたが、なるほど、と。
今は水分もかなり取っていますが、朝トイレに行く感じですから。

■これからのこと
腎移植で一番気になることはやはりなんと言っても、
ドナーからもらった貴重な腎臓がいつまで持つのかということですね。
その不安は実のところあまりありません。不安はないというか、
母に命を賭けて提供してもらい、自分もそれなりに注意しながら過ごしており、
主治医はじめ病院の皆さんも常にベストな対応をして下さっている。
これで持たないんであれば、どうやったって持たないし、仕方ないこと。
そもそも、今の平穏な日々でさえ、移植で奇跡的に授かったもの。
本来であればありえないわけですから。贅沢は言いません。
ただ、移植手術をした病院の平均生着率(移植した腎臓が何年持つのか)
を悪化させるようなことはしたくないし、母を失望させないためにも、
一日でも長く持つよう、細心の注意を払いながら過ごしていきます。
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最近はGoogle検索が、長文サイトを上位に掲げる傾向があるとか。
このブログも、腹膜透析などのワードで訪れる方が最近特に増えてきました。
そういう方のために、腎不全~腹膜透析~合併症~血液透析~腎移植、
までを一通り経験したことを綴ったこのブログが少しでも参考になれば幸いです。
※写真は腎臓病の本と、免疫抑制剤を一緒に1枚。

by navona1971 | 2017-07-27 20:01 | 腎移植(その後の出来事) | Comments(0)