腎生検(じんせいけん)を受けるために検査入院(1泊)

今日は腎移植から85日目、退院から68日目。
採血や採尿、CTや超音波検査などではわからない腎臓の状態を把握するため、
「腎生検」を受けに、19日から移植手術をした病院へ1泊2日で検査入院しました。

腎臓の病気を抱える(た)人にとって、腎生検は比較的ポピュラーな存在です。
腹部から細く長い針を刺し、腎臓に到達させ、針の最先端部で腎臓の細胞を採取し、
分析することで、例えば自覚症状のない拒絶反応や病気の発見が容易になります。
僕は初めて腎臓悪くして入院したのが2003年で、その時も腎生検の話が出ましたが、
今より遥かに太っていたので、針が腎臓まで到達しない、とか、うまく刺せない、
などの理由で見送りになりました。よく行われる検査ではありますが、
腎臓を傷つけたり、腹部から出血の可能性もあり、安全性が高いレベルで求められるので。

だから初体験です。ちょっと不安もありましたけども。
リュックに荷物一式を詰め込み、病院へ。1泊とはいえ、いろいろ持ってくものはあるね。
空きベッドの都合で差額適用の4人部屋へ。1泊だし構わないと伝えていた。
移植の際は3Fだったんだけど、今回はその関係で7Fへ。
せっかく3Fのナースさんなどに会えるかなと思っていたのもあってさ。
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しかし、4人部屋はリフォームされめっちゃキレイ。専用のデスクまである。
まあ最近の新しい病院じゃ当たり前か。差額なしでも4人部屋も増えたしね。
1泊じゃある意味勿体無い。一般室は6人部屋だったからねえ。建て替えの話も出てるし。
そんなこんなで昼頃検査へ。検査は3Fの処置室で行う。ベッド移動とのこと。あらま。
3FでF看護師、Yナースなどに会い、お礼の言葉を伝えることができてよかった。
で、処置室へ。腎臓の位置を超音波で把握しながら、局部麻酔をして針を挿し込んで行く。

幸いにも痛みは皆無で、押されている感じがあるかもと言われたけどそれもない。
腎泌尿器科の先生が操作をし、僕の入院時に診てくれ、母の手術にも立ち会ったM先生や
I先生なども見守る。「だまさん、手術跡キレイになりましたね、安心しました」。
そう、結構抜糸後はひどかったんだよねえ。僕もびっくりです。

で、「ここですね」と言いながらホッチキスを閉じるような音がして細胞の採取。
二箇所ほど。分析担当の方が「これで大丈夫です」と。小一時間で無事終了。
移植前の人だったりすると、1日絶対安静なんだが、先生は様子を見て2時間安静でOKと。
そのままベッドに戻り、じっと寝る。少ーしお腹がじんじんするけども。
安静中トイレに行きたくなったが、この状態なので尿器で済ませる。
(汚い話でごめん)。でも驚いたのは、600ccも出たこと。多少我慢はしたけども、
尿がしっかり出ることの大切さに感動してしまう。健康な人には当たり前の話ですが。
透析開始時の1日の尿量が1500ccくらい、で、血液透析併用で尿量が急速に減り、
移植直前は100ccを切っていたほどだから。透析できないぶんはむくみで体に残るしね。
今は1日2.5リットルくらい飲んでいるけど、体重は当然増えない。きちんと尿が出るから。
余談だがナースステーション前にある動脈硬化の模式図。オレはてっきり動脈硬化って、
血管自体が硬くなるのかと思ったら、こういう感じなんだね。無知ですいません。
でも、悪玉コレステロールによる血管狭窄は怖いです。皆さんも気をつけて。
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2時間後、保護テープを張替え、安静終了。
とはいってもやることはなく、スマホをいじったり、テレビを見たり。
部屋はなんと30℃。それでなくても病院って暖かめにしてあるからねえ。
去年は89日、今年も34日入院したけど、こうして体の調子がいいと1泊でも退屈だ。
夕方、腎生検した部位を超音波検査。血腫などがないことを確認。
で、ごはん。牛肉の時雨煮が出たが、しょっぱく感じたのが驚き。
病院って基本塩分抑えめだからね。それでもしょっぱいと思うくらいの感覚があるんだな。
こういうことは狂わせずに維持させていきたい。慣れってすごいわ。
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夜は友人SY氏と渡り廊下の通話コーナーで長話。彼の結婚も近そうな雰囲気だなあ。
桜ももう一度見たいし、日曜日は日帰りで福島へ行くことにする。
スケジュールはぎゅうぎゅうじゃなく、ゆっくり目。昼に着くイメージですわ。

翌朝、先週第一次目標体重到達と書いたものの、1日しか維持できずやや増えた状態だったが、
この日一週間ぶりに再度到達(翌日の21日も維持)、いい感じで推移している。
増えて減って、というジグザグを続けながらトータルで減っていくのが理想的なんだわ。
朝、買物をしに売店へ。渡り廊下で外来担当で僕を見守ってくれいてたSナースとバッタリ。

Sナース「だまさん腎生検ですよね?」
だま「外来で最近お見かけしなくて、気になっていたんです」
Sナース「実は4月からだまさんがいた3F病棟に移ったんですよ」

あらま。Sナースにはナースの中では一番お世話になったので、深く深く頭を下げる。
移植前の外来では、先生が移植挑戦への目標とした体重になかなか届かない僕を励まし、
移植後もことあるごとに病室へ来てくださり、相談、労りをいただいて。
今でも思い出すと、泣けてしまうほどなんだわ。母にもよく声をかけてくださって。
この病院はミッション系だが、まさに博愛の精神で支えて頂いた。
「また外来にも顔を出すので、いつでも会えますから!」。天使だなあ。
オレより気持ち年上くらいだが、上品で優しい方。

その後の売店でもG看護師と会い、彼にも特に術後尽力してくれて。お礼を。
ちなみに売店で買ったのはコレ。塩分控えめ+カリウム、リン少なめのポン酢としょうゆ。
ただの減塩でもいいんだけど、一般的な減塩製品は、塩の代わりに塩化カリウムを使う。
今のオレはカリウム制限はないし、正常値なんだけど、キャベツなども多く摂っているから、
調味料では念のため控えめなものを選んでおく。通常製品より割高ではあるけども、
せいぜい外食ランチ1回分程度の出費でしかない。それで健康が買えるなら安いもの。
そうそう、キャベツはドレッシングで食べるのもいいけど、ポン酢も合うのよ。
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部屋へ戻ると僕を執刀したサカナ先生が。再度血腫などの確認のため超音波検査を、と。
昨日同様処置室へ。一緒にエレベーターに乗ると、壁の鏡を見ながら、
「だまさん、全体的に体つきが普通になってきましたね」と。嬉しいなあそう言われると。
この検査くらいでも、移植の際に支えてくれた先生が3人も来てくれて、
何事にもきちとこだわる姿勢で、忙しいところに申し訳なくもあるがありがたい。
ここでの検査でもOK。最後、さらに念を入れCTを撮影し終了。
さあ、帰りましょう。

今のところ問題はないですが、結果はGW明けに判明します。
これが大丈夫なら、ようやく会社へと戻ります。
神にも祈る気持ちで、その日を待ちたいと思います。
けれど、入院で病院の皆さんに会えて、支えられてる気持ちをさらに強くする。
本当に細かく、手厚く、一切の手抜きがなくサポートしてくれており、
移植前に「移植手術がどうなろうと悔いはない」とここに書きました。
ぞれは今も変わりません。自分は恵まれています。幸せだと思います。

by navona1971 | 2017-04-21 08:06 | 腎移植(その後の出来事) | Comments(0)