「緊張の移植後初外来診察日」

今日は退院後初の外来診察。
先週の土曜日に退院したから、ほぼ一週間。
非常に節制した生活をしてきたし、体調に大きな問題はないから、
検査結果も想定の範囲内だろうとは思うが、やはり強烈な不安が全身を覆う。
そういう心理や数値の悪化への恐怖みたいなことも、大げさだが克服せねばと思う。
もっと自己管理や、自分の取り組みに自信を持たないといけない。
もう少し時間が経ってより、節制した生活が体へ結果として出てくるとまた違うのだろう。
移植後、怠薬をしたり、食欲に走る人もいるそうだが、
大切な腎臓をくれた母と、私に携わった病院の皆さん、ゆっくり休ませてくれた会社、
支えてくれた父、姉、義兄、友人らのことを考えると、正直、とても気を緩める気持ちにはならない。
腎臓に限らず、今まで迷惑をかけたぶん、なにもかも、健康を目指さないといけない。
たかが一週間で何言ってんだと言われそうだけど。

毎朝7時30分に服用する免疫抑制剤の服用前の血中濃度を測定するため、指示通り、
薬を服用せずに早朝病院へ行き、採血後、すぐに薬を飲む形を取る。
なので、家を出るのは6時半過ぎ。まだ体力も足りないのと、冬場の朝ということもあり、
念のためタクシーを予約しておいた。病院まではこれで行く。

大げさだが腹部を傷つけないよう、ゆったりとした姿勢で乗れる1BOXを予約。
痛みはもう全くないし、しばらくは巻いておいてといわれた腹帯もしてるけど。
ドライバー氏は幸いにも患者送迎の経験などもあるマナーのよい方で、
「椅子は大きく下がりますからリラックスされてください」と配慮してくださった。
聞けば某大手法人勤務から独立間もないのだそう。この病院へもよく行くらしい。
地域のタクシー事情などの雑談をしつつ病院へ走らせてもらう。
「僕も糖尿っぽいんで、そろそろ大きな病院にいかないと」と大柄なドライバー氏。
走行は予想していたルートとは異なる。ほぉ、たしかにこちらが速い。さすがプロ。
長年ここらあたりを地元としていただけあるなあ。

病院到着後、採血を済ませ、服薬しようやく朝食。売店でおにぎりセット。
あぁ、昔なら物足りなかったろうな。そして、外来窓口へ。
移植外来で幾度となくお世話になったKナースが優しく語りかけてくる。
こちらから日々の節制生活ぶりとデータ記録の内容を伝えると「それだけできているなら、
何の心配もないですよ」と太鼓判。単純だが気持ちが軽くなる。

今日は主治医のさかな先生が出張で不在。
このため、これまでも同じグループで私を診てくださったK先生が担当される。
結果については問題なし。ふーっ。予定通り免疫抑制剤を減らす話に。
あと、サイトメガロウイルス肺炎対策について触れてくださる。
この肺炎は日本人の多くが成人までに普通にかかる(いつまにか治癒)んだけども、
移植患者の場合は免疫力が低下するため、感染の可能性が高くなる(確率的には低いが)。
それに検査の結果、僕にも母にも抗体がなかったそうだし。

ただ、感染してもきちんと治療すればいいので、感染後対策するというのも手らしい。
予防薬も永遠に飲むわけにはいかないし(保険適用限度があるとか)、
飲み終わればその後結局感染の可能性が出るから、退院が近くなってから
先生は僕に飲ませるか迷っていた。防衛的な生活をしていればまず感染はしないらしいし。
「その後少し議論があったのですが、移植後安定期前に感染すると、
その後の腎機能の寿命にもやはり影響するという見解もあるようなので、
だまさんもこれから当分の間服用してくださいね」と先生。はい、従わせて頂きます。
あ、あと手術痕も診てくださった。まだ若干浸出液があるが、そのままでOKとのこと。

病院を出ると生暖かく強い風が吹き込みまくっている。春一番?
朝の天気予報を見て薄手のジャケットで来て正解だった。明日以降また寒くなるそうだが。
それでも、ゆっくり、春へと近づきつつあるよう。
体力も少しづつ回復してきたし、もっと散歩の距離を伸ばしたいが、もうちょっと気温が欲しいね。
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by navona1971 | 2017-02-17 15:48 | 腎移植(移植後のこと) | Comments(0)