昭和の薫りを色濃く残す喫茶店「まりも」でひといき。

この日の午後は病院へ。診察ではなく注射のみ。それらを終え、駅へ進むと、小さな古い和菓子屋があった。
駅と病院の間はそれこそこれまで数百回と歩いていると思ったが、ここに和菓子屋があったなんて。
我ながら観察力のなさに呆れる。甘いものは苦手なので、視界に入ったお赤飯を頼む。色合いもよくおいしそうだから。

だま「お赤飯、”中”をください」。
店員「はい、あら、”中”で足りるの?」
だま「あはは、”大”ばかり食べてたからそこの病院の帰りです」。

陽気なおばちゃんで思わず吹く。

店員「私、こう見えても看護婦だったの。どこが悪いの、おにいーちゃん?」。
だま「腎臓です」。
店員「あらぁ・・・塩分制限とかしっかりね」。

そんなやりとりをしながら手際よく包装紙でお赤飯を包み、「お大事にね」とという言葉とともに手渡される。
顔立ちのせいなのか、赤の他人によく話しかけられるよなあ・・・自分。悪人顔ではないってことか、とりあえず。
もっと若い子に話しかけられたいものだけどww。
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病院が早々に終わったので、ひさしぶりに喫茶店で本でも読むことにする。待たされるんじゃないかと思い、文庫本を持参したから。
行くのは「まりも」。東横線沿線に2店舗展開していて、もう開店から数十年という歴史がある。
チェーン店が隆盛を極める昨今の中で、よくぞ残ってくれているな、というお店。
ドアを開けると「カランコロン」って鐘が鳴るんだよwwこれがいいでしょ。
ちなみに数百年の寿命を持つあの北海道の「マリモ」のように愛されて欲しいという趣旨だそう。

コーヒーより紅茶派なのでレモンティーとハムサンド。あぁ、素朴な味。あっさりで。
こんな時間もいいねえ。本も楽しい。昔はしょっちゅう古本屋行って買いあさって読み漁ってたけど、
ネットが普及してからは全然で。その反省もこめて。
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PHOTO:GALAXY NOTE Ⅱ
Commented by Toward Well at 2014-03-16 07:59 x
昨年、近所にチェーンの喫茶店がオープンし、連日大入り状態なのですが、ああいうのを見ると、やっぱり日本には喫茶店は受け入れられなくて、茶屋の方が受けが良いのだなと思ってしまいます。
個人的な考えと前置きした上で、喫茶店っていうのは一種の隠れ家的存在であるべきで、ひっそりと落ち着ける雰囲気をコーヒー一杯で買うものだと思っています。

だけれども、そういう雰囲気をまとっていないチェーン喫茶店で雑談を求めるスタイルが、きっと日本人の好みなのでしょうね。
前回の旅に求めるスタイルと同じく環境を味合えないので、私は、あれじゃ喫茶店に出向かずとも、そこらで缶コーヒーを飲むのと大差ないな・・・と思ってます。

私はデジカメも同じ様な考えなのですよ。
銀塩カメラの場合特にそうだけれど、カメラってのは機種がまとう雰囲気を含めて撮影を愉しむんです。
Commented by navona1971 at 2014-03-17 12:23
>>Toward Wellさん
ええ、ドトールなどのチェーン喫茶店が、意外に時間を持て余す高齢者で賑わっていたりもしますね。
Toward Wellさんの仰るようなお店は急速に数を減らしていて、個人経営喫茶店が皆無な駅前も増えました。
喫茶店にかぎらず、大手のチェーンによる寡占化が進むことで、個性もなくなりましたしね。
仰るように、缶コーヒー喫茶店(居酒屋)急増は寂しい限りです。そういえばセブンイレブンが店頭で
淹れるコーヒーなんかもその最たるものかも知れません。

Toward wellさんの写真はどこか懐かしく、絹目のプリントを思い出しました。
僕も画質重視でなく、そのあたり少し学ばせて頂きます。
Commented by navona1971 at 2014-03-17 12:27
>>Toward Wellさん
移転先のホームページを拝見してびっくりしました。
TRIP35を愛用されているのですね!子供の頃、家にあって、何度か使いましたが、
今になって懐かしくなり、入手を考えていたところでした。
じっくり読ませて頂きます♪
Commented by Toward Well at 2014-03-17 14:54 x
「画素で写真の優劣が決まるものではない」と、写真家田中長徳先生がおっしゃっています。
絵画に喩えるならば、殆ど全ての油絵は解像していないといえるでしょう。
しかし、そういう絵にこそメッセージが含まれて居るのは広く認知されている所です。
写真にもそういう表現を求める動きが1990年代に起こりました。
いわゆるロモグラフィーです。
高解像、低収差を求めてレンズを買い漁る人々が居る一方で、解像しないプラスチックレンズで芸術を生み出す人々が現れ、価値観は多きく変化したと思っています。
そんな中で自分らしさって何だろうと撮影しています。

因みにTRIP35こそが最強のスナップシューター御用達カメラなのです(笑)<私の中では^^
Commented by navona1971 at 2014-03-18 12:56
>>Toward wellさん
それに画質も行き着くところまで進化した感じがしますものね。
夜でも揺れてもブレもしないし、オートでそこそこ綺麗に撮れて。

言われてみれば自分がPENTAXファンなのも、あの色合いからでした。
同価格帯でもっと基本性能に優れたカメラは山ほどありますが、僕の中ではやはりペンタで。

TRIP35、絹目でプリントに出していたころが懐かしいです。
大阪の町とは特に似合いそうですね。
Commented by Toward Well at 2014-03-19 10:19 x
PENTAX機が弱いのは、企業力の問題かもしれません。
作っているモノは良質で、実際愛用されているプロも多いと思います。
企業としての力が弱いと宣伝力も低下してくるので、雑誌などの特集記事に見られる様な露出面が減ってきます。
私は金属カメラが好きなので、PENTAX MX-1のアプローチは歓迎でした。
また、PENTAX K-3も注目していました。
それでもPENTAXを使用してないのは、過去のレンズ資産の為です。
全てを一新出来る経済力があれば、K-3を買ったと思います。
MX-1は、あれ?一眼じゃないの?って思いましたけど(笑)
まぁ、この辺はPEN E-Pxが何で縦長フォーマットじゃないの?ってのと同じで企業の事情ってやつでしょう。
Commented by navona1971 at 2014-03-23 12:33
>>Toward Wellさん
ちょっとばたばたしていて遅レス申し訳ありません。
その過去のレンズ遺産、カメラ好きであればあるほど高い障壁になりますよね。
僕はニコンD40X→D90にズーム2本のところでとどまってペンタK20Dに
移ったので、それでもレンズの買い直し(買いたたかれるしw)などで結構
面倒でしたしね・・・。K-3/K-5は他社一眼を持ってらっしゃる方からも
高い評価でうれしい限りでした。リコーが今のところペンタブランドを大事に
してくれているのも助かります。オリンパスも立ち位置としては、キヤノン、ニコン
よりはペンタに近い存在ですよね。ZX-1も大好きで愛用しています。
マイクロフォーサーズの良質なオリンパスの中古を一台くらい欲しい気も・・・。
by navona1971 | 2014-03-14 11:10 | とりとめもない話 | Comments(7)