「雪が本格的に降り始めた会津地方へ温泉とグルメの旅」(2日目後編)

その後、車は会津縦貫道を走りぬけ、喜多方市内へ。中心部には入らず、そのまま左方向へ。
阿賀川沿いを走り、熊野神社に到着。この神社は、今からちょうど一千年前、源頼義・義家親子が、
「前九年の役」で陸奥征討に出向いた際、武運を祈って紀州にある熊野神社から勧請創建したのが由来という、
古い歴史を持った神社です。拝観料300円を払ってさっそく境内へ。
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そして、ここで見所なのは、長床(拝殿)です。国の重要指定文化財となっています。
平安時代末期から鎌倉時代初期に建立されたと言われているそうで、東北では平泉の中尊寺金色堂よりも
30余年ほど以前に完成しているというのですから、その歴史が際立ちます。
長床はその名の通り、規模が大きく、太い柱が並んで配置されているのが特徴。古風で威厳があります。
1611年での大地震で倒壊も経験していますが、旧材を使って後に再建されています。
いやあ立派な造りで壮大。拝みがいがあるわ・・・。
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長床の先には階段があり、熊野三社(本宮・速玉・那智)が祀ってあります。
境内から少し離れた宝物殿も見学します。特に気になったのは木造文殊菩薩騎獅像。
大きな獅子に乗った高さ約3mの像。鎌倉時代初期の作。そのほか、仏前にご飯を供える銅鉢や、
ハンコ、巻物など、豊富な内容となっていて、日本史が苦手な自分には勉強になる内容。
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新宮熊野神社は、最盛期には100名を越え神職が仕えていたんだとか。
その後、戦乱に巻き込まれたり、荒れた時代には民衆が供料もせず、宝物も消えるような過去も・・・。
しかし、江戸時代に入ってからは会津藩主の蒲生家が中心にとなり復興に力を注ぎ、
今も地元の方に大事にされているわけです。SY氏には貴重な場所を案内して頂きました。
冬に訪れるのがまた、いいじゃないですか。私たち以外誰もいませんし。
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神社からは同じく喜多方市にある「いいでの湯」を目指します。国道459号を分け入ります。
一応、除雪こそされているものの、雪は増えまくってきました。もう飯豊山も近いしね。
運転しているSY氏は慎重にハンドルを握り、アクセルを加減しますが、こちらはワクワクですw。
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さらに相川集落で左折し、県道383号を進みます。
で、15分ほど走ると、冬季閉鎖の看板が。ここから先はさらなる豪雪地帯のため、春まで通行止。
うおー、どん詰まり。行けるとこまで来てしまったわ。この通行止看板から左折すると、「いいでの湯」に到着。
そう、横浜に戻ってから、なぜ冬季閉鎖なのに路面が除雪されているのか、と気になっていました。
調べてみると、この先、隣の西会津町に抜ける新稲荷峠は確かに閉鎖されていますが、
ここから近い藤巻集落にはまだ住んでいる方がいるようです。高齢者のみわずか数世帯ですが・・・。
それを知り驚きました。冬季閉鎖看板の先で生活なんて・・・。まあ、この看板は物見遊山な人を排除するには
いいものね。途中まで行けることは、それこそ地元の人だけわかっていればいいことで。
でも、棚田も点在する美しい場所だそうで、春になったら、ぜひ一度訪れてみたいです。
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雪すげええええええええええ。しんしんと降り続いています。
けども、湿度があるうえに風がないので、東京の乾燥した冬より、ある意味過しやすいような。
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屋根には雪がこんもり・・・。中に入るとあったけえええええええええ。
早速入場料500円を払って温泉へダッシュ。
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人がいなかったんでカメラ持ち込んだわ、思わず。雪見風呂は最高だわ・・・。
つーか、東京では味わえない贅沢。もう幸せで泣きそうだ。
ここは源泉が60℃と高温のため、地元の天然水で適温にしています。
お湯の吐出口に手を触れたが、本当に熱い!雪を落としてみてもみるみる溶ける。
で、温泉は・・・すごくいいね。鉄分が多く神経痛に効くとのこと。
わずかに茶褐色。そして、唇にお湯を持ってくると少ししょっぱいかな。
仕事さえありゃ田舎に住みたい。満員電車とかビルが林立する都会はもういいよww。
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こんな素敵ないいでの湯も、帰途を考えると長居はできず、それでも1時間ほど入って・・・。
帰りはナビに経路を探査依頼をかけるが、予想外の道を指摘したらしく青ざめるSY氏。
「この道って冬季閉鎖じゃなかったかなー」と半ば首をかしげつつ、
さきほどの相川集落で右折、国道459号を喜多方方面へ。つーか、これ国道かよwww。道せまっ。
対向車が来たらアウトという状態。なんとか除雪こそしてあるけど、時折キツイカーブや勾配が。
なんとか走り抜けて里へ下りてくる。
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喜多方市内から会津の山々を望む。
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こちらは会津盆地を望む。前方に幅広く漂う雲がまるで水平線のように見えましたね。
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さ、もう帰らないと。最後は、会津若松市堂島駅近くにある「十文字屋」で少し早めの夕食。
料理を待っていると汽笛一声が。SL「ばんえつ物語号」が走ってきました。
そういえば、三脚を持ってる撮り鉄の皆さんがやたらいたねえ。
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で、「十文字屋」で頼んだのは会津B級グルメ界の至宝?磐梯カツ丼(1100円)ですw。
「お待ちどーさま」と声をかけられながら置かれたのはこれ。思わず無言になるwwww。
一応どんぶりにご飯があって、その上に特大のかつが4切れ(ちなみにひと切れが世間一般のとんかつ
定食の上にのってるカツの1.5倍の大きさ、厚みは2倍くらいwwww)。まさに磐梯山のごとく、積み上げられてます。
小皿が一緒に来るので、食べないカツを一回そこに置いて、順番にひと切れずつ食べますw。気分は大食い選手権ww。
で、結局、1切れ食べ切れませんでした・・・orz。でも、このお店はちゃんとパックをくれます。持ち帰ってね、と。
結構女性客も多いんだよねえ。えーっと、当分の間カツはいいです。夢にまで出てきそうwwww。
豪快な食べっぷりで知られるSY氏ですら2切れ残した・・。っていうか、後半は二人、涙目になってましたwwww。
ちなみにSY氏は昨夜夕食、ふたりで「しおえ」でソースカツ丼、朝食はとらなかったそうで、
昼は牛乳屋食堂でラーメンと半ソースカツ丼、で、夕食はこれ、と「三食連続ソースかつ丼ですよねw」。猛烈に吹いたwwww。
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会津盆地の真ん中にある十文字屋をお腹パンパンになりながら出ると、もう夕方。
寂しいけど、美しい風景が広がっています。帰りの電車の時間も近づいてきたわ。
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で、会津若松駅へ。レンタカーを無事返却し、帰途へ。
雪の影響でこんな感じ。磐越西線郡山方面も雪によるポイント故障で若干の遅延。
しかし、折り返しのあいづライナー5号はほぼ定刻に発車。
さらに郡山ではMaxやまびこへ順調に乗換。やまびこは車内も適度に空いておりまったり。
約2時間45分で東京駅へ定刻通り到着です。
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SY氏には仕事柄、年末の多忙な時期に貴重な時間を割いて案内して頂き、
ありがとうございました。グルメ、温泉、観光地、自然、いずれも楽しめました。
また、春にでも遊びに行きたいと思います。こちらにも遊びにいらして下さい。
by NAVONA1971 | 2009-12-20 23:59 | ぶらり旅行記 | Comments(0)